水筒までの距離


「草食系男子」とか「水筒系男子」とかそういうレッテルを貼らないと気が済まない人達がいるらしいから、水筒を買いたいのにこのチョモランマ級のプライドが買うことを許してくれない。
もしもハンズなりロフトとかの水筒売場で良さげな水筒を物色中に後ろで「見て見て、ほらあれ水筒男子w」なんて笑われでもしたら、このチョモランマ級の高さまで積み上げたプライドがごろんごろんと崩れ、冗談抜きで死ぬかもしれない。
とは言っても、そんな「〜系男子」を使ってる女子なんて都市伝説か小学生か中国人しかいないんだろうから、そんなに怯えることはないのだが、世の中には「まさか」ということがある。



人生には3つの坂があるといいます。
1、上り坂
2、下り坂
3、まさか
人間の一生ですから予定通りにはいきません。調子のいいときもあれば悪いときもあります。ですが、上がり続ける坂はないし、下がり続ける坂もありません。いつかは状況というものは変わるものです。上り坂と下り坂は当然に存在するものなのです。
一番気を付けなくてはならないのが「まさか」という坂です。
これは自分の慢心が生み出す坂です。それまでの経験からふと気を抜いたときにその坂は全貌を現します。
この坂の存在に気付いたときにはもう「まさか」を上るんだか下るんだか知りませんが、その坂にのまれています。そして後戻りすることは非常に困難です。できるだけ過信しすぎずに謙虚に生きていきましょう。

恩師の言葉です。



そう、まさかがある。
「Yeah!うちの金魚マジで人面魚!チェ、チェ、チェ、チェケラー!」とか言う奴だったら、「〜系男子」とか本気で使いかねない。

可能性が残されている限り、水筒売場を覗くこともできない。

「〜系男子」とか使う可愛くない系女子は死んだらいいと思うよ。まあいくらなんでもそれはあんまりだから、好きで好きでたまらない!って人に「死ねよ」って言われればいいと思うよ。

それならこっちもプライドもかなぐり捨てて水筒を買おう。